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潰瘍性大腸炎の体質別薬膳レシピ



潰瘍性大腸炎に効果のあるツボ

潰瘍性大腸炎に効果のあるツボ



簡単な気功法

腸の調子を良くする簡単な気功法

潰瘍性大腸炎と漢方

漢方は、自然療法です。自然の生薬の力で、体質を改善していく。うまくすれば、病気の根本治療に近づく可能性も高まるといえるでしょう。

西洋薬は、単一の成分を抜き出し化学合成により人工的に作られているので、部分的に強い薬効が期待できる半面、単一成分による薬理作用が強く出すぎる場合もあります。
一方、漢方薬は、通常二つ以上の天然の生薬を組み合わせて配合された、いわば『複合薬』なのでその処方の中には多くの成分が含まれます。ですので、一つの処方で色々な症状に対応出来ます。また、複数を組み合わせることで薬効の増強や副作用の緩和が図られています。

潰瘍性大腸炎、症状と処方

潰瘍性大腸炎のおもな症状として、下痢や粘血便の軟便、発熱や体重減少などがあげられます。
また、痙攣性の腹痛、嘔吐、貧血などを伴うこともあります。
これは大腸の粘膜に炎症が起こり、びらん(ただれ)ができているためで、炎症を抑えたり、鎮痛、止血、止瀉をしていくことが望ましいです。
薬効が期待できる漢方
青黛
主な効能は、熱を冷まし、毒を取るいわゆる清熱解毒という作用。また、炎症を起こした血を冷やしたり、腫れを取ったりする「体をクールダウンさせる」生薬でもあります。
青黛
■腹痛、下痢、血便症状、大腸の炎症の緩和
■喀血・鼻血などの出血・湿疹・腫れ物・など
■口内炎や咽喉炎・耳漏・湿疹などには外用薬として用いられ、原因不明の鼻血には青黛の粉を直接に出血部に当てて素早く止血することも

田七
鎮痛作用により、潰瘍による痛みを鎮める効果があります。体質が改善され、気力・体力が回復する事で、自然治癒力を高めます。
田七
■止血・潰瘍の疼痛を改善し、内臓の働きを整え、粘膜を丈夫にする
■ストレス緩和(中枢神経への鎮痛・興奮作用で、ホルモンのバランスを整え、精神を安定させる働き)
■免疫を高め、細胞の老化原因の「活性酸素」を抑制し、血液を浄化する動きを活発にし、血圧を自然に上げて効果を発揮

五倍子
成分には多量のタンニンが含まれ、止血、止瀉、抗菌作用が認められる。漢方では止瀉・止咳・止汗・止血の効能があり、慢性の下痢や脱肛、鼻血や痔出血に用いられます。
五倍子
■胃腸粘膜の保護
胃・十二指腸潰瘍に内服すると、収斂・鎮痛作用がある
■収斂作用・止血作用(脱肛などにも用いる)
■抗菌作用・抗ウイルス作用・抗菌消炎作用
化膿症などに外用として

馬歯莧
抗生物質と同じように、抗菌・解毒作用があるため、泌尿器系の炎症をはじめ、余分な熱と水分が体にこもる「湿熱」が原因の肺炎や気管支炎などにも用いられています。
馬歯莧
■利尿作用
■消炎作用
■抗菌・解毒作用
一般に胃腸の障害である下痢及び腹痛といった症状に対して用いられている

ひとくちメモ
◆医食同源の立場から、食品を主体に構成した薬用茶や漢方を用いる
食事療法も大切な治療法の一つです。体質の改善には薬品(生薬)よりは体に吸収されやすく、体になじみやすい食品がより有用ともいえます。

◆食品と共に経口的に入る化学薬品に注意する
免疫の異常というのは、その遺伝子の損傷によるものが大きいです。また遺伝子は自然物によるよりも化学薬品による損傷のほうがはるかに強いのです。
また免疫は腸内細菌叢と深い関わりがあります。腸内細菌叢を乱さないためにも、食生活には十分留意すべきでしょう。
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